まつえ市民環境大学村

松江市を中心に環境に関する活動を行っている市民団体です

2009年07月18日 中海の学びと味わい

普段は宍道湖ばかりに目が行きがちですが、中海にも目を向けていこうということで「中海の学びと味わい」の企画が行われました。

水質調査

船に乗せていただき、中海の森山堤の付近の水質調査を行いました。

水質調査は、湖にセンサを入れて、1メートル毎に測定しました。

測定した場所は、境水道から海水が流れ込む場所なので、酸素の状態なども充分です。

水面下3メートル付近に、塩分躍層とよばれる、塩分濃度が急激に変化する場所があることが確認できました。

下の写真は、森山堤を開削して造られた橋と、水路です。中海干拓事業中止の後処理のひとつとして整備されました。 湖面での幅は60m、湖底では幅20m程度だそうです。

開削されたことで、ある程度、海水が中海へ反時計回りに流れるようになったとのことです。

しかし、まだ不十分なようです。

中海勉強会

徳岡先生から、現在の中海の状況について、話を伺いました。 中海における重要な問題点は2点

  1. 大根島を中心に、反時計回りの潮の流れがまだ充分スムーズに流れていない問題
  2. 弓ヶ浜半島の西側に存在する、湖底にある、くぼ地の問題

中海を味わう

「松江に中海の"食"を広める会」 の第二回目として、昼食をいただきました。

室内での学習会および食事会のようす